嗅覚と記憶

人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶を司る『海馬』という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることができるそうです。海馬は記憶の保管庫で、においを察知するとほぼ同時にその該当するファイルを見つけ出し、その時に『記憶』と『感情』を呼び起こします。これをプルースト効果と言うそうです。キンモクセイなどの匂いを感じた時に懐かしさを感じるのはそういうことなんですね。プルースト効果は私たちの記憶を呼び覚ますきっかけとなる、特別な現象といえるでしょう。

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